日記

ひとりごと

HiHi Jetsのドラゴンフライは屈指のラブソングだという話

タイトルの通りです。

 

HiHi Jetsのオリジナル曲「ドラゴンフライ」は紛れもないラブソングだ!という話をしようとして久しぶりにブログを書いています。

 

久しぶりにブログに出てきたかと思ったら、この人何言ってるの?暑さで頭おかしくなった?と思われている方もいるかもしれません。

 

暑いのも頭おかしいのも本当だけど、違うんですよ!とりあえず最後まで聞いて~!って思いで書いてます。

 

 

「ラブソング」と聞いて、これを読んでくださっているあなたはどんな曲をイメージするでしょうか。

 

この「ラブソング」に「ジャニーズの」、「王道」なんて言葉が付いたらさらにイメージはくっきりしますか?

 

 

人それぞれ抱くイメージはあるかと思いますが、多くの人は「ラブソング」と聞いたら聴いてる自分がお姫さまになれるような曲をイメージするのではないかと思っています。

 

 

それはその通りだと思いますし、わたしも、もし自担に「今回はラブソングです」と言われたら、特に但し書きがない限りは最初はそのようなイメージを抱くと思います。

 

念のためインターネットでも検索をしてみました。

 

ラブ-ソング ⦅名⦆恋をテーマにした歌。恋歌。

コトバンクより一部引用

 

「恋をテーマにした歌」とGoogle先生も言っている。

 

では何故わたしがこの記事を書いているのか。

 

BECAUSE - song by The Birthday | Spotify

 

え、急にロックバンド?!何?誰?という感じかもしれませんが、聞いてください。

 

こちらはわたしが愛してやまないThe BirthdayというバンドのBECAUSEという曲です。

 

こちらの曲にこんな歌詞があるんです。

 

ラブソングは好きさ けどあんたのそれじゃない

広くてでかいのに 胸焦がしている

 

わたしはこの曲のこの歌詞が大好きなのですが、ドラゴンフライはこの歌詞にある「広くてでかい」ラブソングなのではないかと思ったのです。

 

作詞者のチバさんの言葉を借りれば「広くてでかい」ラブソングですが、ここはわたしのブログですので、せっかくですからわたしの言葉で説明したいと思います。

 

ラブ(love)は恋に限ったものではなく、さまざまなものに向けられた愛を歌ったものであり、何かを愛おしく思うこと、例えば花を見て可愛いなと思うことも愛ではないかと思います。

 

それに加えてある種の喪失感というか空虚というか、「出会った瞬間に『わたしはこの人とずっと出会いたかったのだ』と思えるような誰か」にずっと会いたいと思うような気持ちが含まれていると思います。

 

前置きが長くなりましたが、ここでHiHi Jetsのドラゴンフライの歌詞を参照しながら、この曲が如何にラブソングであるかをお話しさせてください。

 

HiHi Jets「ドラゴンフライ」(Johnnys' Jr. Island FES) - YouTube

 

音源はこちらのジャニーズJr.チャンネルにアップされている動画を参照します。

 

会いたい 会いたい 痛い この胸に空いた穴

 

いやもうこんなのわたしからしたら冒頭からめちゃくちゃにラブソングだ〜😭😭これがラブソングじゃなかったら何がラブソングなんだというくらい。

 

誰がだれに「会いたい」のか解釈はさまざまだと思います。

 

これが青春ラジオ小説オートリバースの主題歌であることを考えても、直が高階に、高階が直に、高階が小泉に、直がヒメに……などさまざまに解釈できます。

 

ですが、ここでは誰を指してるのが正解なのかではなく、その人に出会ったことで自分の世界を変えてしまった誰かに「会いたい」と解釈できることが重要です。

 

この胸に空いた穴という表現からも、「会いたい」という気持ちにある種の喪失感というか空虚が伴っている。

 

会いたい 会いたい 痛い この傷がくれた夢

 

会いたいのは、今まで信じていなかった運命とやらを認めざるを得ないような人なのではないかと思います。

 

今まで知らなかった傷の痛みとその傷がくれた夢。

 

それは例えばオートリバースにおける直と高階のような。

 

海を飛ぶ 僕らトンボ それを海とも知らないで

海を飛ぶ 僕らトンボ それを無理とも知らないで

 

ここは青春ラジオ小説の主題歌らしく、高校生の無謀で無知で、でもだからこそ無敵な感じを表現していると思います。

 

ちょっと話が脱線しますが、青春とはキラキラしているみたいなイメージなのもわかるんですけど、わたしからすればそれはあとから振り返った時の話で、渦中にいる時は悩んだり葛藤したりすることの方が多かったんじゃないかなって思います。

 

友達のこと、勉強のこと、恋のこと、家族のこと、先生のこと………。

 

オートリバースで描かれていた青春ってこういうことだよね、とわたしは解釈しました。

 

会いたい この胸の穴はあなた

ああ痛い この胸の穴はあなた

 

アウトロに向かっていくところで作間くんと猪狩くんがそれぞれ歌う箇所なのですが、冒頭の歌詞をさらに直接的に表現していると思います。

 

また話が脱線しますが、ここの作間くんと猪狩くんの表現力がまた素晴らしいんですよね〜。2人とも前より歌上手くなったね?

 

この歌詞中に出てくる「あなた」は必ずしも恋人だけではないと思います。愛おしく思う誰かとでもしておきましょう。

 

そしてああ痛い この胸の穴はあなたという歌詞から、失ったら痛いと思うような人なのでしょう。

 

ここで思い出したのが、高校生の頃ギリシャの思想で習った「人間は自分と完全なひとつであった自分の片割れに出会うために生きている……」という話でした。(たぶんプラトンかな?)

 

本当に人間が完全なひとつだったのかとか、そもそも完全なものなんて存在するのか?というところにはわたしはすごく懐疑的だったし、今もそうなんですけど、この曲で歌われてるような、こんな空虚を伴うほど会いたい「あなた」に出会えたらもしかしたら「運命」とやらを認めざるを得ないのではないかと思うんですよ。

 

そしてそんな風に解釈できる「あなた」に「会いたい」と歌うドラゴンフライってめちゃくちゃ壮大なラブソングなのでは?!と思います!!!

 

聴いててお姫さまになれるような曲とはたしかに違うかもしれないけれど、デビュー前のJr.でありながらこんな素晴らしいラブソングを与えられてるHiHi Jetsの未来が楽しみだなと思います。

 

こんな素晴らしい曲を届けてくれた彼らの未来が明るいことを願う気持ちを結びにかえて。

 

2021.07.30(FRI) なぁ